財団設立にいたる経緯

1990年代末「墨」の研究を通じて小泉淳作先生と出会い、鎌倉建長寺天井画製作の手伝いを開始。
大川昭典氏に日本画用紙を制作依頼して8種類の「画用紙」が出来る。
この天井画制作作業の過程で文化財研究所の渡邊明義先生と出会い、同時に多くの文化財関係者と知り合う。
同時期に現代日本画製作者の「かみ」の使用状況を研究開始。

2004年〜 紙守財団の前進活動
「手漉き和紙青年の集い東京大会」の事務局として活動。
この時期現役の多くの紙漉きと表具師・修復関係者の状況を知ることになる。
開催実行を助けるための組織「東京ネットワーク」の事務局として活動し、淺木正勝社長に知己を得る。後の弊財団の設立にも大きく貢献していただいた。

2007年 紙守財団の収益事業 前進 株式会社「かみ屋」を日本橋に開業。
日本画用紙と修復用紙の制作販売を開始。
かみ屋文化事業の一環として「日本の紙を守る会」「アンナアマリア大公妃図書館貴重書籍支援協力会」を実施する。
文化事業実施組織を一般財団法人として設立の準備

2008年 「一般財団法人 世界紙文化遺産支援財団 紙守」設立
弊財団設立には、渡邊明義先生はじめ文化財関係者、岡岩太郎氏半田昌規氏など文化財修理関係者、増田勝彦先生や稲葉政満先生、大川昭典氏など紙の研究者、日本各地の紙漉き業者、世界的な問題である酸性紙の諸問題に取り組む研究者及び実践者など多岐にわたる「かみ」の専門家と「日本のかみ」を取り巻く環境を検証した結果、多くの分野の方々に参加していただき、共に再生と保存を図ることが急務であるとの意見で一致し、事業実施の母体として「一般財団法人 世界紙文化遺産支援財団 紙守」を設立

  • 修復紙の供与事業:ドイツ アンナアマリア大公妃図書館の火災被害図書修復被害修理協力を「修理協力会」から引継実施、大量修復部門への「薄楮紙」の供給と表紙用の皮代用の「打ち紙」試作品を提案。

  • 高知県黒潮町の楮生産の農家および事業者支援。

  • 伝統産業の再生事業として美濃と高知に「極薄い紙」と「打ち紙用ため漉き原紙」を制作依頼するとともに、技術検討。

  • アンナアマリア大公妃図書館の技術者に「仮張り」と「打ち紙」に関わる技術指導

  • 表装技術者育成事業では、国宝修理経験者を招いて、技術講習会と練成会を毎週土曜日に実施する。
    「傳習館」プログラム開始

  • 紙原材料生産支援事業 2008年7月に実施した産地復興支援の成果である「楮」の直接買い取りを実施する。

  • 調査研究部門では西洋の羊皮紙の修理に使用可能性がある「かみ」として「打ち紙」の研究をする。具体的には室町期の「巻き物」などに使用されている「楮紙」など調査するとともに実製作を試みる

  • 収益事業の一貫として保存性に優れた「かみ」による「絵画・書」の展覧会を開催する

  • 賛助金設置及び寄付金の公募

2009年

  • アンナアマリア大公妃図書館所蔵物修復支援、前年度より継続

  • 傳習館事業

  • 楮・三椏の栽培と栽培事業

  • 星槎学園と協力事業開始:星槎紙守かみ研究所 設立

2010年

  • 「三月十日東京大空襲 井上有一展」をすみだリバーサイドホールで開催

2011年

  • モロッコ王国国立図書館へ修復のための日本の紙提供

2012年

  • 楮自家栽培の取り組み開始 (2拠点 京都・神奈川)

  • 自家製膠の試作開始

  • フランスIPH会議参加

  • AFHEEP 機関誌「PapierS」の2012年四月号に「日本の紙」特集記事を依頼をうけ投稿し掲載

  • 東日本大震災被災地文化レスキューに修復しを提供

2013年

  • 多摩美術大学 紙漉き場 新規設置協力

2014年

2015年

2016年

2017年

2018年